29年2月例会セミナー関連の竹内講師のコラムが「日経MJ」に掲載されました


有限会社いろは 竹内謙礼さんの日経MJ連載記事に、ロータス埼玉例会セミナーの様子が掲載されましたので紹介します。



記事の内容

原仁商会(埼玉県所沢市)は地元に根付いた家族経営の自動車販売だ。
 
毎年1月から3月にかけては新生活シーズンということもあり、自動車の販売は比較的好調になる。
黙っていてもこの時期は自動車が売れるため、ここ数年は積極的に販促活動をしてこなかった。
 
「このまま待ちの姿勢ではダメだと思って、今シーズンは頑張って車を売って行こう思ったんです」
 
原田将之社長は早速、既存客に特別仕様車のダイレクトメールを送ることにした。
 
しかし、せっかく作った案内チラシが奥さんと娘さんにダメだしされてしまう。
「ごちゃごちゃしていて、キャッチコピーもわかりにくいと言われてしまったんですよ」

これからの販促には女性目線が大切だと思った原田社長は、奥さんと娘さんに案内チラシを作ってもらうことにした。
 
すると、スッキリと整理された、分かりやすい案内チラシに早変わり。
既存顧客120人に配布したところ、限定5台のクルマはすぐに売れ、さらに別の車種も売れるほどの販促効果をあげた。
 
「これからはもっと女性の意見を取り入れていかなきゃいけませんね」。
 
原田社長はさらに積極的な販促を仕掛けていくという。
 
昨今、女性の社会進出が話題となっているが、まだまだ家族経営の場合、夫が主導権を握り奥さんが裏方で支える経営スタイルが色濃く残る。
 
しかし、消費の主導権を握る今の時代では、女性目線は必要不可欠。
 
どれだけ女性の意見を尊重できるかで、売り上げが決まると言っても過言ではない。
 
家族経営の社長の奥さんの意見に耳を傾ける度量がなければ、新たな売り上げをつくることは難しいのかもしれない。